酒井法子と押尾学、二人のタレントの相次ぐ逮捕によってここ数カ月の間、違法薬物による依存症の話題がお茶の間を賑わしました。 一連の報道の中には違法薬物の害毒を啓蒙するものもありましたが、その多くは芸能ニュースの御多分に洩れ >>続きを読む
心は移ろうもの―Psyche―
ある国の3王女はいずれも美しい娘でしたが、中でも末娘のプシューケー(Psyche)の美しさはこの世のものとは思われぬほどで、美の女神アフロディテーの美しさをも凌ぐほどでした。 人間の女に負けることなどあっては沽券が許さな >>続きを読む
再び演技性人格障害―婚活詐欺・殺人事件?―
以前、ロス疑惑の主人公、三浦和義がアメリカで逮捕された時にこのコラムで2回にわたってご紹介した、「演技性人格障害」を復習しなければならない事件が起きました。関東地方を舞台に一人の女の周辺で次々と独り身の男性が不審死した事 >>続きを読む
疑惑の新型インフルエンザワクチン行政
4回前のコラムで幾つかの問題点を指摘した、新型インフルエンザのワクチン接種が10月下旬から開始されました。私が取り上げた最大の問題は、医療の現場との十分な協議をしないまま、唐突にワクチン接種のタイムスケジュールと割当量を >>続きを読む
そこまでするか医師いじめ
「政策に誤りなし」と言われます。国家は絶対に己の非を認めないということです。八ッ場ダム建設を巡る問題は、一度決定した政策はどれほど不具合が判明しても必ず実行すると言う、官僚組織と長期自民党政権の国家運営によって住民が翻弄 >>続きを読む
老いてますます壮んなるべし
先日「個体発生は系統発生を繰り返す」というヘッケルの「反復説」から、現在の日本が抱える少子化という問題を考え直してみました。この少子化と密接に関連した、日本の抱えるもう一つの社会問題が高齢化です。 大正時代まで男女とも4 >>続きを読む
誤解されているインフルエンザワクチン
10月1日夜、実際に接種を担う保健所や医師会に何の通達もなく、新型インフルエンザワクチン接種に関する政府決定が報道されました。ですからこれから書くことは、私が医療関係者だから知った事項ではありません。私の所属する地区医師 >>続きを読む
方針変更の時期にきた新型インフルエンザ対策
メキシコ発の豚由来新型インフルエンザが日本に上陸して、早5ヶ月になろうとしています。私は初上陸直後の5月には、本コラムで、中途半端な防疫に力を注ぐよりも、「皆で早いうちに感染してしまおう」と提案しました。 理由としては新 >>続きを読む