心理検査
testing
心理検査とは

心理検査は、こころや認知機能の特徴を客観的に把握するための評価方法です。質問への回答や課題への取り組みを通して、記憶力・注意力・判断力・思考の傾向などを多面的に測定します。
これにより、普段の会話や診察だけでは分かりにくい、得意な部分や困りやすい部分をより具体的に知ることができます。
心理検査には、心のどの部分をとらえるかによっていくつかの種類があります。
- 知能の程度を知るための検査
- 発達の度合いを知るための検査
- 性格を知るために役立つ検査
- 疾患の有無や障害の程度を知るために役立つ検査
なお、心理検査の結果は、血液検査やMRIと同じく、あくまで医師の診断に必要な情報の一つであり、単独で疾患や障害を確定するものではありません。
心理検査のメリット
心理検査は、診断の補助となるだけでなく、ご自身やご家族が「強み」や「課題」を整理する手がかりになります。結果をもとに、日常生活や仕事・学業での工夫、支援の方向性を明確にすることができます。また、客観的な数値や所見があることで、医療や福祉、教育機関などとの連携もスムーズになります。
当院で実施している心理検査・認知機能検査

当院では、各種心理検査・認知機能検査を承っております。患者さまの得意なことや苦手なこと、思考や感情の傾向、記憶力・注意力・判断力などを把握し、診断や今後の支援方針の参考にします。検査は心理職が担当し、必要に応じて複数の検査を組み合わせて行います。結果が出るまでには、検査終了からおよそ2週間程度を要します。
ご予約は診察時に医師に相談の上、受付もしくは電話でご予約下さい。
発達障害の検査について
診察の中で医師が心理検査の必要性を判断した場合、その方の状況に合わせて適切な心理検査を実施いたします。
検査の内容や組み合わせは、事前のご相談に基づき決定し、必要に応じて複数日に分けて実施する場合もございます。
費用や日程、検査の流れについては、ご予約時に詳しくご案内いたします。
ご希望の方は、まず診察時に医師へご相談のうえ、受付またはお電話にてご予約をお願いいたします。