投稿日:2019年12月4日|カテゴリ:コラム

コラムを中断して2年余りになる。

週1回の掲載は負担が大きく、500編を超えたところでもう書くまいと思っていたが、最近の世情を見ると腸が煮えくり返って思わず書いてしまった。

 

嘘発見器は血圧、心拍数、脳波、声紋など自分でコントロールできにくい指標をもとに対象者の精神的動揺を把握することによって嘘を判定する装置だ。

具体的にはさまざまな質問に対してすべて「いいえ」と答えさせ、その時の反応を検証する。

たとえば、安倍晋三に嘘発見器を付けた場合、

「ジャパンライフの山口氏を招待したのはあなたですね」 「いいえ」

「招待者名簿は共産党から提示を求められたので慌てて処分したのですね」 「いいえ」

「前夜祭の費用は安倍事務所が補填したのですね」 「いいえ」

といった具合にだ。

安倍晋三に限らず国会での答弁の際には嘘発見器装着を義務付けるとよいだろう。

 

しかしながら、実は安倍の嘘を見抜くにはこんな手の込んだ発見器は必要がない。

胆力がなくあまり上等なおつむをもっていない彼は動揺すると、全く意味なく、「いわば」、「まさに」といった接続詞や副詞を連発する。

皆様方も今後テレビで国会中継を観る際にはこの点を留意されてご覧になるとよい。彼が「いわば」、「まさに」を連発しだしたら真実を言っていないと考えて間違いない。

さらに彼が使う修飾語は気持ちと反比例する。安倍が「命を懸けて」とか「心血注いで」のような大袈裟な表現を使えば使うほどやる気がないと考えてよい。

 

分かったふりをする人達は言う。「こんな些末なことをいつまでもほじくり返しているんだ。もっと大事なことを議論しろ。」

そうではない。モリカケ問題や今回の桜を観る会の問題は議会制民主主義の根幹を揺るがす極めて重大な事件なのだ。

この制度は為政者たちの「国民に対する誠実」を前提としているからだ。

 

因みに菅官房長官のサインは「あのー」が増えるということを補足しておく。

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